夫婦間の不仲の原因の1つであるセックスレスからくる欲求不満ですが、これがどれほど男女としての夫婦に影響を及ぼすかおわかりでしょうか?

 

実は、円満な家庭を築くとともに法律でも重要な位置づけをしています。

 

今回は、セックスレスがいかに夫婦間に影響を及ぼすのか、離婚に対してどのような影響を及ぼすのかについて説明していきたいと思います。

 

 セックスレスの定義と現在

そもそもセックスレスとは?

 

セックスレスとは単純に「カップルや夫婦が長らく性交渉に及んでいない状態」を言っていると思われがちですが、実際はこのように定義をされています。

 

「病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップル」と定義されている。しかし、便宜上「カップルのうち、どちらかがセックスをしたいと望んでいるのに、長期間それができない状態」を総じて「セックスレス」と呼ぶのが一般的な解釈である。セックスが無い、あるいは回数が少なくても、カップル双方が不満や苦痛を感じず、関係が良好ならば「セックスレス」という言葉を使って問題として顕在化する必要がないからである。

 

引用元:Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%B9

 

このように自然に性欲がなくなってセックスの頻度が少なくなることではなく、片方が望んでいるのに、もう片方が応じないという状態のことをさします。

 

夫婦間での性事情の変化

 

昨今の日本ではセックスレスがどのような問題になっているのかを見ていきましょう。

 

結論から言えば、日本でパートナーとのセックスレスの推移は上昇傾向にあります。

一般社団法人日本家族計画協会の2017年度の調べによれば、約半数の夫婦がセックスレスの状態に陥っていることがわかりました。

 

協会では、1カ月以上、性的接触がなく、長期化が予測される状態を「セックスレス」としている。調査では婚姻関係にある男女のセックスレスは47・2%。前回調査より2・6ポイント増え、過去最高だった。

 

婚姻関係のある人に対し、セックスに対して積極的になれない理由を尋ねたところ、男性では「仕事で疲れている」(35・2%)、「家族(肉親)のように思えるから」(12・8%)の順で多かった。

 

一方、女性では「面倒くさい」(22・3%)、「出産後何となく」(20・1%)の順だった。

 

引用元:毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170211/ddm/012/040/109000c

 

セックスレスの主な原因としては、男性は仕事による疲労から応じないという回答が多く、女性は面倒であることや自然消滅してしまうという回答が多く見られました。

 

総じて言うと、仕事疲れなどがあって体力がないという理由からセックスレスが年々上昇しているようです。

 

セックスレスは法的にも問題行為?

 

セックスレスとは、法的にも重要な問題として認められています。

意外なことかもしれませんが、性交渉を拒むということは円満に夫婦生活をおくる努力を怠っているという見解になるようです。

 

実際にセックスレスを原因として、離婚をすることも認められていますし、パートナーに慰謝料を請求したというケースもあります

 

そして、離婚に至った場合は裁判で「どちらの責任か?」ということを問われた時に、セックスに応じなかったほうが不利になることがあります。

 

民法にもセックスは義務付けられている?

 

法律上でのセックスレスの原因を作ることは離婚において不利だというのは、民法の以下の項目に該当するからです。

 

第770条

夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

 

一 配偶者に不貞な行為があったとき。

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

 

引用元:Wikibooks

https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC770%E6%9D%A1

 

上記の第5項の「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」にセックスを拒否することも含みます。

 

このように法律上でも性交渉に応じるということは重要な位置づけとなっています。

つまり、性交渉に応じるということは義務付けられているという言い方もできます。

 

性交渉も離婚の原因になり得る

 

セックスレスが離婚の原因として認められるということですが、性的異常という理由でも離婚は認められています

 

例えば、夫が同性愛者でありセックスに応じない、男性機能が低下しているという理由でも離婚は認められます。

 

さらに上記のような性的以上を抱えていなくても、「できるのにしない」ということや「正当な理由もなしに拒み続ける」というのも離婚時に裁判で不利になります。

 

セックスレスにおける慰謝料の相場

セックスレスによる慰謝料の相場は、数十万~200万円と幅広くあります。

以下の条件にあてはまるほど、慰謝料は高くなるようです。

 

  • パートナーがセックスに応じない
  • 結婚歴が長い
  • 高年収

 

 

セックスの頻度は月1回でも応じれば正常な家庭と裁判所は判断します。

つまり、2回3回断ったとしても月1で応じていれば問題なしということです。

 

しかし、それ以下の頻度でなおかつパートナーが全く求めに応えないということがあれば、当然慰謝料請求の対象になります。

 

裁判で立証するには当然証拠が必要になりますが、以下の証拠があれば慰謝料の請求をスムーズにすることができます。

 

  • セックスを拒否したとされる会話の録音または日記やメモ

 

 

セックスレスから派生する更なる問題

セックスレスは、仕事が原因ということもありますが、同時に夫婦になることで男女間の意識が変わることにもあります。

 

結婚前は男女の関係だった二人が結婚し子供が出来ることによって、良くも悪くも家族になってしまいます。

 

つまり、お互い男女として見られなくなります。

そこからくる夫婦仲を揺さぶるさらなる問題に派生します。

 

浮気に発展するケースがある

 

セックスレスにからくる不満というのは、異性であるパートナーでなければ解消することはできません。

そして、パートナーがセックスに応じないのであれば当然他の異性で解消するほかありません。

 

というわけで浮気に発展する可能性は十分にあります。

 

上記で書いていたように、セックスは法律上でも夫婦間で大事な営みとされていますし、実際に円満な家庭を築いていくための手段だといえます。

 

「自分の家庭はセックスレス」という自覚がある場合は、十分にパートナーの浮気の可能性があると見たほうが良いでしょう。

 

このことを十分理解して、円満な夫婦生活を築いていきましょう。

 

セックスレスで妻が浮気するパターンとは?

セックスレスで浮気をするのは男性だと思われがちですが、実は女性でもあります。

特に多いのは社内不倫に発展してしまうケースです。

 

女性が浮気相手の出会いの場として選ぶのは、職場がほとんどです。

職場は日常的に男性に出会う場所ですし、同じ職場の人は日々の生活の悩みなんかを打ち明けやすいです。

 

上司に夫のことで相談に乗ってもらっている内に、その上司と不倫関係に陥ってしまうというのはよくあるパターンです。

 

まとめ

奥さんの浮気を黙認してしまうと既婚者同士の恋愛に発展してしまうこともあり、修羅場になる可能性があります。

関係修復するのであれば必ず早めに手を打つようにしましょう。

 

妻と関係修復する方法についてはこちらを参考にしていただきたいと思います。

妻と関係修復する方法~冷め切った夫婦に効く改善策~