結婚して数年、幸せに暮らしていた時期はあるけどパートナーの浮気で今後夫婦としては暮らしていけない。

別れたいけど、埋め合わせに慰謝料を請求したいと考える方は多いと思います。

 

日本の離婚はほとんどが協議離婚といい、話し合いの末、離婚後の約束事を取り計らいますが、調停離婚では裁判所に間に入ってもらって、お互いの正当性や要求を訴えて妥協点を探るようなイメージです。

 

調停で話がつかない場合は、裁判で相手を訴えることになります。

ここではその前の段階、調停について説明していきます。

 

しかし、調停離婚も全体で見れば行う過程も少ないですので、その準備や進め方について、初めての方にもわかりやすく基礎的なところから解説したいと思います。

 

調停離婚の準備

調停離婚の起こり

まずは、夫婦で話し合いによって解決しない問題があるとします。

夫婦間で揉めるものとしては、以下のものが多いです。

 

  • 財産の分譲(家・マンション、車など)
  • 子供の親権
  • 浮気による離婚

 

これをどちらが負担をするか、どちらが得ることができるのかを当人同士では解決しないので、裁判所に交渉の場を設けてもらうというイメージです。

 

お互いが「離婚をしたい」「財産の配分はこれぐらいで」と自分たちで決められればOKですが、どちらかが離婚に応じない場合は調停離婚を申し出ることによって始まります。

 

申し立ては、家庭裁判所にて申立書に必要事項を記入して行います。

 

申し立てに必要なもの

申し立てを行うにはこれらの書類等が必要です。

 

  • 申立書
  • 夫婦の戸籍謄本
  • 収入印紙1,200円分
  • ※予納郵便切手(約820円分)
  • 印鑑

※家庭裁判所にて要確認

 

申し立てをする際に使う申立書は、家庭裁判所にて無料で貰うことができます。

もしくは家庭裁判所HPにてダウンロードできるので印刷して入手できます。

 

申し立ての記入例があるので、書き方はこちらを参考にしてみてください。

 

 

戸籍謄本は本籍地に行って申請しましょう。

 

これらの書類を用意して家庭裁判所に持ち込み、もしくは郵送で提出します。

ここで注意なんですが、提出先は相手の住所地を管轄する家庭裁判所です。

 

相手の住所地、つまりパートナーの住所地がどの家庭裁判所の管轄なのかをHPなどで調べて、郵送される方は発送ミスがないように書留で提出するのが望ましいでしょう!。

 

調停の流れ

調停の申立書を提出してから直ぐに始まるわけではありません。

 

場合によっては初回の調停は、一ヶ月か二ヶ月先に行われる場合があるので覚えておきましょう。

 

裁判所で申立書の受理が行われれば、申立人の下に初回調停日が記載されている呼出状が届きます。

 

そして、調停の期間は基本的に5ヶ月間にわたって4回行うのが通例です。

実際に当日のイメージが分からなければ、準備は難しいので調停はどのように行われるのかを知って準備しておきましょう。

 

調停当日にすること

簡単なイメージを伝えると、雰囲気は面接に近いです。

まずは1部屋に自分と調停委員がいて、今回の離婚の経緯とお互いの言い分を聞くという流れになります。

 

調停委員はお互いの言い分を組んで、それを基にアドバイスや解決案を出したりするなどの仲介役に徹します。

 

一回につきだいたい2~3時間ほどです。

 

部屋に夫婦が一緒なることはほとんどなく、まずは申立人を部屋に呼び、事情聴取を行います。

申立人の言い分を理解したところで、申立人を退出させて、今度は相手方から話を聞きます。

 

相手の話が終われば、相手方も一度退出。

そして申立人が再度部屋に入り、先ほど調停委員が聞き取りした相手方の主張などが伝えられます。

 

この夫婦一人一人の面談を繰り返して行うのが調停当日の流れです。

 

このように交互に夫婦の話を聞くことで、お互いの妥協点を探り、離婚に向けてのアドバイスをしていくのが大まかな調停の役割です。

 

調停当日の持ち物・服装などの準備

子供は親戚に預けよう

 

家庭裁判所では子供を預かってくれませんので、呼出状で調停の日程で日付を確認したら、その日だけでも子供を預かってくれる人を見つけておきましょう。

 

陳情書を用意しよう

当日の準備で最も重要なのは、調査委員と何を話すべきかをまとめる「陳述書」です。

 

陳述書には、以下のものをまとめる必要があります。

 

  • 収入や資産などの財産が、どちらに所有権があるのか
  • 離婚に至るまでの経緯や動機
  • 子供の年齢や学校など親権に関すること

 

調停の場でなにを訴えたいのか?ということを基準に陳情書はまとめて、調停当日に用意するのが普通です。

 

申し立ての時にも提出することは可能で、調停委員に事前に読んでおいてもらうこともできます。

詳しいことは調停当日に話すことになるので、陳情書の中身はあくまで概要をまとめたものでもいいでしょう。

 

陳述書のは大体、A4で4枚ほどにまとめるのが一般的な分量です。

 

晩婚の夫婦などは、年数が長い文書きたいことはいろいろあるかもしれませんが、陳情書では詳しく書くよりもわかりやすく書くほうが印象は良いです。

 

調停で詳細を話すことを前提にしているので、第三者のために簡潔にわかりやすい文章を意識して書いておきましょう。

 

調停時の服装や態度

家庭裁判所は公的な場所なので、カジュアルな服装や態度はいけません。

 

男女ともにスーツが一番好ましく、無難な服装です。

最低限身だしなみを整えることをおすすめします。

 

やはり、調停を優位にするうえで調停委員からの印象はかなり大事になっていきます。

 

服装も同じですが、態度や言葉遣いも丁寧に、目上の人に会うという気持ちでいる方がいいでしょう。

あまり化粧を施したり、不必要なアクセサリーをつけていくのもおすすめできません。

 

服装・言葉一つでも人の印象は大きく変わります。

丁寧に、そして誠実にすること」が大事ということを常に頭に入れておきましょう。

 

当日の持ち物リスト

離婚調停の持って行くべきものは次の通りです。

調停に行く前にここでチェックをしておきましょう。

 

  • 呼出状
  • 申立書のコピー
  • 陳述書(3部)
  • メモ用紙など

 

呼出状は当然、当日持っていくことになります。

自分の分と調停委員2名の分で陳情書は3部コピーを取っておきましょう。

 

メモ用紙などは、調停委員や相手方の話などを書き留めておくために持っていきます。

次回の調停の日程もメモるためにも必要なので、必ず持っていきましょう。

 

メモはいいですが、録音機器の持ち込みは禁止ですのでご注意ください。

このチェックリストを前日と当日に見て、忘れ物がないようにしっかり調停本番に臨みましょう。

 

 

親権を勝ち取る方法

最後に「親権」についての話をしたいともいます。

 

親権に関しては男性が不利だと思われがちです。

現に、ほとんどは女性が獲得することが多いです。

 

しかし、男性でも親権を勝ち取ることは可能です。

しっかり準備をして、親としての自分の優位性をアピールしていけば、男性でも親権は勝ち取れます。

 

不利と言われている男性が親権を勝ち取る方法については下記の記事を参考にしていただきたいと思います。

参考離婚後の親権を夫が獲得するためにするべきことは?

 

まとめ

調停では、準備しているかしていないかで調停委員の心象が変わるだけではなく、離婚を優位につなげることにも直結します。

 

自分の将来のためにもしっかりと準備をして、調停で自分の主張や要求を調停委員に伝えられるようにしておきましょう。