「妻が不倫をした」
「だけど、夫婦としてもう一度やり直したい!」
夫婦の再構築に重要なもの。
妻の浮気から関係性を回復させる方法をご紹介させていただきます。
浮気の後にこそ、夫婦の絆が試される
片方が 浮気をしたら夫婦は終わり!
そんなことは決してありません。
むしろ、浮気という夫婦の一大事。それを乗り越えて夫婦継続を選んだ。
それは、前よりも夫婦の絆を強くするものです。
信頼関係が壊れてから再構築する。
それは非常に難しいことです。
だから、乗り越えたときにより一層絆が強くなります。
ただし、予想しているように簡単なことではありません。
自分の気持ちを整理すること。
妻の気持ちを確かめること。
それは目に見えないものなので、すんなりいくという都合がいいことはないでしょう。
夫婦関係を修復する上で大事な心の持ち方4つ
浮気からの関係の再構築が大変であるということが理解できました。
次に、浮気した妻との関係をやり直そうと思っている人。
そのための準備をして、重要な心構えと意識して欲しいことを紹介します。
①しばらくは「しこり」が残る
妻に不倫をされてしまった方の経験談。
それは「不倫されていた時の辛い気持ち」
「妻の浮気が発覚した時のショック」
これをを簡単には忘れられなかったという印象を強く受けます。
愛している人に裏切られる・傷つけられる。
それは精神的に相当なダメージを受けるもの。
そう簡単に心の準備ができるものではありません。
「やり直そう」
そう考えられるまでに時間がかかるかもしれません。
いずれにせよ心に「しこり」が残ってしまうもの。
だからこそ、焦らずに気持ちの整理をつけなければなりません。
②妻ありきの夫婦だということ
夫あっての妻であり、妻あっての夫だということ。
それはまず事実としてあります。
浮気をした妻が悪い。
それは事実ですし、責められても仕方がないかもしれません。
ただ、それで話を終わらせるのは早計です。
もしかしたら、原因はあなたにもあることが考えられるからです。
関係を見直すということ。
それは妻の生活を改めるだけではなく、あなたの生活も改めていくということ。
妻に対する態度や行動。
改められるものは積極的に改善していくという意識も大切です。
③関係の再構築は時間がかかります
「浮気」は、夫婦の信頼関係を大きく壊す行動です。
完全に元に戻したいと思っているのなら。長い時間をかけることが求められることを覚えておいてください。
逆を言えば、不倫直後は修復が難しいと思っていても、時間が経てば自然と元の関係に戻っていく人たちもいます。
焦らずに、その時に自分ができることをこなしていくことが、一番の近道なのかもしれません。
妻の浮気から夫婦関係の再構築をする7つの方法
不倫されてしまった。
ただ、そこですぐに離婚を考える人は少ないはずです。
浮気後の相手の態度を見て、それ次第では関係修復を考えることが多いです。
離婚をするというのは簡単なことではありませんし、手続きしたり話し合いの時間が発生します。
それよりも夫婦関係を続けるほうがメリットがあると考えることができます。
ここでは、妻の浮気後に関係修復をする方法。
具体的な方法について解説していきます。
①夫婦2人の時間をできるだけ確保する
コミュニケーションを夫婦二人ではかる時間は重要です。
これによって、意思疎通ができたり、すれ違う心を埋めることができるもの。
たとえ、子供がいたり仕事が忙しいとしても、意識して時間を作ることが重要です。
忙しくても、1日10分という目安を定めるのがいいでしょう。
そうすれば、意識的に時間をつくることができますし、なにより夫婦の時間が大切に見えてくるでしょう。
②「離婚はしたくない」ということをしっかり伝える
まず、こちらに離婚の意思がないことは伝えておきましょう。
大前提として、不倫をした方は「不倫をしてしまった」という負い目があります。
そして、不倫をした方はそんな気持ちから相手は離婚を考えていると思ってしまいます。
そうなると離婚をすんなり受け入れてしまい、離婚前提で話が進んでいってしまいます。
あなたがムキになって「離婚だ!」と勢いで言ってしまって、そこで離婚が成立してしまうというのはありえる状況です。
それが嫌なら、「離婚はしない」というのは明言しておきましょう。
③スキンシップを嫌がらない
スキンシップを嫌がって、積極的になれない。
実は、離婚をしやすい夫婦の特徴になっています。
特に夫婦としての関係性が長いふたりなら、スキンシップを取る時間は日に日に減っていきます。
スキンシップは積極的に取ることで、ふたりの間の心の隙間も埋めることにつながります。
恥ずかしがらずに付き合いたての頃とは言わなくても、徐々に増やしていくことをおすすめします。
④不倫の話をしつこく持ち出さない
不倫をしたことは事実。
だとしても過去をさかのぼって不倫の話を持ち出して攻めるようなことはやめましょう。
不倫をしたほうが悪いというのは妻も重々承知しています。
そこで、あなたが積極的に不倫の話を持ち出して責めることは弱みに付け込んだモラハラになってしまいます。
そうなると、妻との関係修復や夫婦関係の再構築はうまくいきません。
むしろ、自分からその話をすることは控えましょう。
⑤結局、再構築は自分のため・家族のため
再構築するのは、「妻のためだけ」と思ってしまうから関係修復も上手くいきません。
相手のためだけに夫婦関係を修復する。
そう思ってしまっていると、なんのペナルティもなく許してしまう感じがするので、素直に行動に移すことができません。
あくまで、夫婦関係をするのは「自分と家族のため」という意識が必要です。
少なくとも、あなたと妻が別れないで、関係性が元に戻ることは子供のためにはなりますよね?
夫婦生活を再構築して、結果として良かった。
そう考える夫婦はたくさんいます。
最終的に夫婦の幸せにつながることが多いです。
⑥誓約書を書いてもらう
将来の浮気の芽を摘む。
そういった意味でも誓約書を書いてもらうこともできます。
誓約書では、「浮気をしたら〇〇万円の慰謝料を支払います。」
というように、将来浮気をした後のペナルティを事前に決めることができます。
そうすることで、次に起こり得る浮気のリスクを増やす。
浮気に対する抵抗感を生み出すことができます。
誓約書は法的な効力も持っているので、浮気防止という意味でこれ以上のものはないと考えることができます。
ただし、誓約書によって何でもかんでも決めることが出来るわけではありません。
相場より多い慰謝料やめちゃくちゃな取り決めはできません。
あくまで、浮気に対してセキセイなペナルティを約束させるものなので、それは頭に入れて負いましょう。
⑦家庭内ルールを定める
浮気をきっかけに家庭内で共通のルールを作るのもいいでしょう。
一度、浮気をしているわけですから、ルールを作って防止することは妻も了承してくれる可能性が高いです。
ただし、ルールの内容には注意が必要です。
自分だけに有利なルールは作らない、過度な束縛はしない。
これがルールを作るときのポイントです。
自分だけが率先して有利なルールを作ると、不公平感が生まれます。
基本的に不公平なルールは意味がありません。なぜなら、守ろうとする気がしないからです。
結果として、あなたに対する不満が募るだけです。
そして、過度な束縛も逆効果。
いまでは、モラハラと言われる夫婦間で忌み嫌われる行為です。
むしろ、妻が率先して浮気、または離婚を考える理由になるものです。
ルールを作るときには、浮気をしていない方にこそ配慮が必要です。
それは、しっかり頭に入れておきましょう。
未来を考え、過去は忘れる
浮気をされてしまったという事実があれば、ショックなのはわかります。
とても落ち着かない気持ちになったり、腹が立つこともあるでしょう。
ヘタをすれば、物や妻や子供にキツくあたってしまうこともあるかもしれません。
ただ、そんなことを望んでいるわけではないですよね?
夫婦関係を再構築する時に意識することは、未来の自分と家族です。
未来にどうなっていたいか?
それを考えることが健全なことです。
過去に起こったことを責めても何も解決しません。
弱みを攻めるだけでは相手も心から反省しませんし、関係性が戻るわけではありません。
むしろ、浮気をしてしまった妻が今後の夫婦生活に負い目を感じて、なんの意見もしなくなるというのはよくあること。
最終的に、夫婦生活に疲れきって離婚を切り出すという例もあります。
だからこそ、これからの夫婦生活に必要なことは過去を考えることではなく、忘れること。
「未来のためにできることをする」
ということです。
すぐには無理でも気持ちに整理をつけて、夫婦のために行動していきましょう。
まとめ
再構築のイメージは沸いたでしょうか?
おそらく、「大変そうだな~」と思ったのではないでしょうか?
それもそのはずです。
人間関係は、一度壊れたものを元に戻すことが最も難しいこと。
明日から元に戻ったということにはなりません。
時間と労力。
これが必要になることは前提ですが、何よりもあなたの努力。
これが絶対に必要です。
きちんと妻と未来の家族像を考えることが重要です。